―Mother’s Love―

デッキについてはたくさん語っている人がいるのでプレイングについて書きたいと思います。

・「ブラフ」について

一口にブラフと言っても、モンスターによるブラフや、魔法罠によるブラフなど、種類は多岐に渡りますが、ブラフの掛け方の上手さは中級者と上級者の差を分けるものになります。

わかりやすいように具体例をあげて紹介したいと思います。

・モンスター編

モンスターを裏守備で置いた場合、相手はそのモンスターを何と読むか。

例えば先行1ターン目に裏守備でモンスターを置いて、バックに何も伏せずターンエンド。

今の環境でこのプレイングをとられたら、裏守備モンスターはライコウの可能性がとても高いです。伏せをあまり置かないデッキで、一手目の始動にしやすいモンスターで一番採用率が高いカードです。

このプレイングに対しては破壊されても良いカード、つまりカードガンナーやクリッター、ダンディライオンやヴァーユなど、または普通に初手で出して攻撃しやすいモンスター、つまりシュラやブラストなどで攻撃をしてモンスターを破壊させ、次のターンに反転から伏せを狙わせないようにするのが定石ですが、これを逆手にとれば、キラートマトなどのリクルーターを踏ませたり、スノーマンイーターや伝説の柔術家などでバックダメージや効果破壊によるアドバンテージを狙いにいくこともできます。

光の援軍でライコウをサーチした後にキラートマトをセットすることによってかなりの確立で殴ってくる状況を作り出すこともできます。

他には魂を削る死霊なども今はよく初手で伏せられやすいカードですね。

裏守備でモンスターを伏せる場合は相手からみてそれがどんなカードに見えるかも考えてから伏せてみてください。

今は採用率が低いので想定に入らづらいカードですが、裏守備+カードを4枚セットなどで、メタモルポッドを匂わせ伏せてから殴らせ、ドッペルゲンガーを決めるなどと言った裏技的なプレイも存在することも頭の片隅に入れておいて下さい。

攻撃表示でモンスターを出した場合、BFならカルートやゴットバード、光属性モンスターならオネストを警戒させることができます。

相手が上級者であればあるほど、一枚のカードからたくさんのカードを想定させ警戒させることができるので、実際に持っていなくてもブラフをかけにいくことができます。

強気のプレイでリターンをとりやすいならそれはどんどん実行するべきです。

例えば2chなどでよくネタにされている「シュラセット」ですが、これは笑い話になっている意味がよくわかりません。

手札に2枚シュラを持っていた場合1枚目を反転して奈落を踏ませてから2枚目を召喚するといった召喚権を無駄にしない動きをとることができます。

なによりこのプレイの強いところは、「裏守備がまさかシュラとは思わない」というところで、想定をかなり外しやすい良いプレイングだと思います。

初手に裏守備から入ることによってデッキがバレづらいこともプラスと言えますね。

だからと言って無闇に裏守備で出せば言いというわけでもなく、もちろん裏守備で出した場合戦闘破壊されてしまえばアドバンテージを失うので、攻撃から守れるバックがある場合のみとったほうが良いプレイと言えるでしょう。

・魔法罠編

一枚でも伏せがあればたとえそれが発動できない通常魔法であっても、相手から見ればそれは激流ミラフォの可能性もあるので無闇に展開はできません。

魔法罠でブラフをかけにいく場合も、「相手から見たらどう見えるか」を考えてみて下さい。

例えばシュラの後ろにセットカードが2枚ある場合。

ほとんどの人がそのカードを奈落や月、ゴドバや幽閉と読み、例えシロッコなどの戦闘破壊を狙えるカードを手札に持っていたとしてもすぐに召喚することを躊躇います。たとえセットカードが強欲で謙虚な壺とサイクロンでもこれは同じです。「裏のカードは何か分からない」んです。これは一見当たり前のことのようですが、とても奥が深いです。ブラフと読み切ったうえでシロッコの召喚に踏み切られた場合、何も出来ないでアドバンテージをとられてしまうので、リスクとリターンを考えたうえでセットするカードを考えてください。

通常魔法を伏せ、ブラックローズやゴトバ、ダムドなどに伏せなければ破壊されなかった、なんていうことも考えられるので伏せるべきかそうしないべきかは良く考えて下さい。

ガラ空きにすることによってゴーズを警戒させることもできるので、ときには何も伏せないことが勝ちに繋がる場合もあるので、それは相手のデッキタイプをみてどちらが有効かを天秤にかけてプレイしていくと良い
と思います。

暇な時間に書いたので詳しい解説も無く乱文だと思いますが今回はこれだけで終わりたいと思います。